中小企業がAIを導入するのはメリットが大きい

2019年07月26日 / 最終更新日 : 2019年07月14日

こんにちは、中小企業診断士の山田盛史です。

社内にAIを導入と聞くと「そういうのは大企業や先端企業が行うもので、我々にはまだ関係ない」と考える中小企業の経営者の方も多いかもしれません。
しかし中小企業こそAIを導入するメリットが大きく、その効果を最大限に生かすことができると考えることもできます。


AIに単純作業を任せる

一言にAIといっても、一般的なイメージであるような複雑なデータ分析をする為に使うばかりではありません。
RPAという言葉に代表される業務効率化ツールとしてのAIは、中小企業が特に導入すべきジャンルであると言えます。

営業マンや事務スタッフが関連するすべての業務の事務作業を、自分でPCに手動入力しているケースというのは多いはずです。
大企業であれば営業アシスタントや専門の入力スタッフがいたり、社内システムが出来上がっているので、各担当者はマニュアルに沿って作業を行えばいいでしょう。
しかし、中小企業の場合は人員が足りないため、一人当たりの作業量というのは増える傾向にあります。

AIを利用することで、これらの作業から社員が解放されます。
具体的には1台AI専用のPCを用意して、そこでAIが自動で決められた作業を行います。
例えば Excelへのデータ入力、ファイルフォルダの作成、画像データの分類、顧客データの作成、報告書の作成など面倒な入力系の作業を全て任せることができます。
これによって社員は、より利益を生み出す仕事に注力できるのです。


中小企業はAIの導入による障害が少ない?

また中小企業の場合は、導入までも比較的スムーズに進むという傾向があるようです。
社内システムが成熟していない会社であれば、AIを新しく導入する際に既存のシステムをどうするか考える必要がありません。

また大企業の場合、「自動化したい部分が多いものの、社内での共通のコンセンサスが取れない」、また「AIを導入した場合、誰がトラブルの際の責任を取るのか決められない」など周辺事項に振り回され、結局AI導入ができなかったというケースを耳にすることもあります。

中小企業の場合であれば、ピンポイントで導入したい部分にとりあえずAIを試してみるというのは、それほど問題にはならない場合が多いはずです。
また規模が小さい故にトラブルでのリスクも少なくなります。トライ&エラーを繰り返してのAIでのシステム構築というのをゼロから行うことが可能なのです。


人間は価値を生み出す仕事にフォーカスを

採用するのが難しい時代に、単純作業のために人を雇用するのは中小企業にとっては痛手です。
どうせ採用するなら利益を生み出す画面にフォーカスした人材を採用すべきです。
AIに任せられるところは任せて、よりクリエイティブな方向にリソースを集中させましょう。


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