コロナショックが加速させるオンライン化

2020年03月16日 / 最終更新日 : 2020年03月16日

こんにちは、中小企業診断士の山田盛史です。
コロナショックによって株価も急落し旅行業や飲食業を中心に経営環境が大きく悪化しています。

各都道府県の信用保証協会や日本政策金融公庫は別枠の融資制度を拡充し資金繰りに窮する中小企業をサポートしています。

このコロナショックはいつまで続くのでしょうか。
今回は、コロナショックが中長期的に経営環境に与える影響を考えてみたいと思います。


コロナショックによってオンライン化が進む

明らかな変化はオンライン化が進むことだと思います。
これはリモートワークなども含めた広い意味でです。

同じ時間に同じ場所(会社)に行かなければいけないということで、満員電車に乗って仕事に行くことが当たり前であった人が多いと思いますがリモートワークというオンライン化が進んでいます。

会議もZoomやSkypeなどのテレカンが進み仕事のあり方そのものがオンライン化してきています。

そして、在宅勤務や自宅待機の風潮からAmazonや楽天などのECサイトの利用が増えるため、買い物のオンライン化も進んでいます。

また、家で楽しめる娯楽のニーズが増えるのでNetflixやAmazonプライム、Youtubeなどの動画サービスの利用時間が増えてさらなるオンライン化が加速します。

さらに5Gが実現すると動画の時代がますます加速していくためオンライン化の流れは一気に進むと思います。


オフラインのセミナーや研修の仕事は無くなっていくかもしれない

今後の中長期的なビジネス展開を考えると、このオンライン化の流れに沿ったビジネスにシフトしていく必要があると思います。

我々コンサルタントもセミナーや研修講師の仕事をする人も多くいます。
私も研修講師の仕事はやっていて売上の3割くらいを占めています。

このセミナー講師という仕事はどんどん減っていくと思います。
必ずしもオフラインでやる必要はなく、セミナー動画を取って流せば良いので講師があえて登壇して話す必要はないと思います。
必要であれば個別相談を行えば良いので、いわゆる1対多のセミナーは先にオンライン化すると思います。

また、研修も同様にオンライン化が進むと思うのですが、研修は1日や2日など長時間のものが多いので、オンライン化はセミナー程早くはないと感じます。
また、研修といっても一方的に知識をインプットするティーチング系もあれば、グループでディスカッションを行ったり、講師との対話によって気づきを得られるコーチング系もあります。

コーチング系の研修はオンラインでは再現が難しいと思われるため、無くなりにくいのではないかと思います。


オンライン化が自社の業界に与える影響を想定して手を打っていく

今後、オンライン化の流れが加速するので自社の業界でオンライン化が進むと、どのような影響があるかを想定しましょう。
その上で自社の事業展開を考えて手を打っておくことが必要です。
コロナショックで目先の資金繰りを考えるのは、もちろんですが中長期的な事業展開も考えておくことをオススメします。


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