スマホから離れて集中する世界にこそ価値がある

2019年06月12日 / 最終更新日 : 2019年06月06日

こんにちは、中小企業診断士の山田盛史です。
先日、劇団四季のミュージカル「アラジン」を見に行きました。

ミュージカルを見たのは初めてで、なんとチケットを予約したのは1年前です。
つまり1年間待ちということで劇団四季のミュージカルはとても人気が高いです。


素晴らしい演技力、歌唱力、迫力

舞台の席は場所によって値段が異なっています。
私はS席という劇場に近い席で見ることができました。

席が近いこともあってか、俳優さん、女優さんの顔の表情や華麗な踊り、細かい動きまでよく分かりました。そしてその演技力や歌唱力などとても迫力があり引き込まれました。

ミュージカルは演技・歌・踊りが融合されていて、演技をしながら踊ったり、歌ったりと実に多用な能力が必要であると感じました。

約3時間近くにおよぶミュージカルのセリフを覚えるだけでも大変そうですが、それに加えて歌の練習や踊りの練習も必要なので、相当な稽古を積んだからこそできるパフォーマンスであると感銘を受けました。


劇団四季は相当な倍率

劇団四季の舞台を見たことをきっかけに入団を希望する人は後を絶たないそうですが、劇団四季のオーディションで合格できるのはほんの一握りの方のようです。合格率は約0.05%という情報もある程です。

そして、劇団四季で主役クラスの俳優たちも1度で合格した人ばかりではないようです。
落ちてしまった時に、何が悪かったのかを考えて修正を重ねることで2度、3度目にはオーディションに合格を果たすという方が多いようです。
そして合格した後も過酷なレッスンをこなし舞台に立つことができるようです。


映像ではなくリアルなエンターテイメントだから伝わるもの

「アラジン」の内容も感動するもので、涙を流す方もいました。
そして最後は客席全員が立ち上がりスタンディングオベーションです。
会場全員が感動に包まれました。

なぜここまで劇団四季は人々に愛され感動を与えてくれるのか。
それを考えてみると、はやりリアルなエンターテイメントという点が1つにはあげられると思います。
そして2つ目は、スマホから離れて集中してエンターテイメントと向き合うということではないかと思います。

エンターテイメントといえば、音楽、映画、テレビ、ゲームと様々なものがあります。
そしてそのエンターテイメントの多くはスマホの中に集約されてきています。
スマホ1つあれば、YouTubeで無料動画を見れるし、Amazon Primeで映画も見れる。
そしてゲームも音楽も楽しめる。そんなことが当たり前の世の中になっています。

しかしスマホの中に入ってしまうということで非日常ではなくなるし、他のことをしながらザッピング的に手軽に楽しめるようになってしまいます。
手軽というのは利便性というメリットがある反面、感動が薄れるというデメリットがあります。

一方、ミュージカルはスマホをいじるのは禁止となっています。
わざわざお金を払って観に来ているのでスマホをいりじながら観ませんね。
ミュージカルはスマホから離れた世界にあるからこそ、五感を集中し真剣に向き合えるエンターテイメントとなっています。そして、そこには厳しい稽古を積んできた俳優さん、女優さんの素晴らしいパフォーマンスがあり人々は強く感動するのだと思います。
スマホから離れたエンターテイメント。それが今後も高い価値を持つエンターテイメントのあり方となっていくのかもしれません。


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