経営者や経営コンサルタントはインフルエンサーになるべき

2019年05月20日 / 最終更新日 : 2019年05月14日

こんにちは、中小企業診断士の山田盛史です。

昨今は「個」の時代で、「個」がフォロワーを増やしていく時代、また増やしていける時代です。
今回は、その中で活用が期待されるインフルエンサーマーケティングについて書きます。


そもそもインフルエンサーとは?

「インフルエンサー(influencer)」とは、あるコミュニティにおいて、発言や行動をすることでそのコミュニティーに影響を与えることができる人を指します。

従来は芸能人やスポーツ選手、専門家などがインフルエンサーの代表例でした。
しかし、SNS全盛期のこの時代においては、一般の人でもインフルエンサーになることが可能になりました。

つまり、SNSの普及により芸能人やスポーツ選手のような知名度がない、ごく一般の人がSNS上で情報発信を行い多くのファンを獲得し、影響力を持つことができる時代になっています。

そのようなインフルエンサーの代表的な例として、YouTuberの「HIKAKIN」さんや「菅本裕子(ゆうこす)」さんはSNSからインフルエンサーとなった人たちです。

「ゆうこす」さんはもともとアイドルだったので、もともと知名度が一般の人よりはあったと思いますが、「HIKAKIN」さんはもともとスーパーマーケットの店員というごく一般的な人でありYouTubeを通してインフルエンサーになった第一人者ではないかと思います。

インフルエンサーの種類

「HIKAKIN」さんや「ゆうこす」さんは、かなり知名度があるインフルエンサーですがインフルエンサーといってもいくつかの種類が存在します。

一般的に、インフルエンサーを評価する際に基準となるのが「フォロワー数」です。
インフルエンサーマーケティングソリューションである「Klear」では、インフルエンサーをフォロワー数によって以下の4種類に区別しています。


1.セレブリティ:50万人~フォロワー

2.パワーユーザー:3万~50万人フォロワー

3.マイクロインフルエンサー:5,000~3万人フォロワー

4.ナノインフルエンサー:500~5,000人フォロワー

例えば、「HIKAKIN」さんはYouTubeのチャンネル登録数が737万となっており(執筆時点)このクラスはセレブリティに該当します。

ここまで来るとかなり影響力があるインフルエンサーとなりますが、上記の定義からするとフォロワー500人以上でナノインフルエンサーになれます。


インフルエンサーマーケティングとは

何かの商品やサービス等の広報や宣伝を行う際、その分野に特出したインフルエンサーへ宣伝を依頼することで、彼ら彼女らのフォロワーへ情報をダイレクトに届けることが可能となります。

またインフルエンサーは影響力を持っているので、インフルエンサーが推奨することで認知度があがったり情報が拡散されたりするためマーケティングに有効に機能します。

2017年~2018年はインフルエンサーマーケティングが飛躍した年でもあったと思います。
流行語大賞に「インスタ映え」、そして三省堂 辞書を編む人が選ぶ今年の新語に「インフルエンサー」が選ばれるなどインフルエンサーマーケティングの黎明期とも言えるのではないでしょうか。

この流れを受けて、インフルエンサーマーケティング会社も増えています。


インフルエンサーのマネタイズ

令和時代も、このインフルエンサーという流れはさらに加速していくと思います。
色んな分野のインフルエンサーが登場していくでしょう。

そして、インフルエンサーのマネタイズの形は多様化していくような気がします。
インフルエンサーマーケティング会社というマネタイズも1つですし、クラウドファンディングをする場合にも有利になるでしょう。そしてオンラインサロンを立ち上げるというのも1つの潮流です。

直接的なマネタイズに関わらず、今後、何かをしたいと思った時にフォロワーが沢山いるという状態はとても有利に働きます。その力を直接的にマネタイズしてもいいし、間接的にフォロワーの恩恵を受けるということも多くなると思います。

そのように考えると、経営者や経営コンサルタントは一種のインフルエンサーになることで自身のビジネスを加速することができるということは間違いないと思います。

またフォロワーが沢山いるということは、より多くの人の協力が得られることでもありビジネスに関わらず、沢山の協力者がいることで人生も豊かに過ごせるのではないかという気もします。

セレブリティになるのはなかなか困難ですが、ナノインフルエンサーは意識して行動すればなれる範囲ではないかと思います。


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