あなたの事業はどっち?フロー型orストック型
2020年01月30日 / 最終更新日 : 2020年01月01日最近、サブスクリプションという言葉を耳にすることが増えました。
今回は、アナタの事業を更に安定させて利益率を向上させることのできるサブスクリプション型=ストック型のビジネスについてお伝えします。
フロービジネスとストックビジネスの違い
まずは、それぞれのビジネスモデルの違いを簡単に説明すると、フロービジネスというのは何か価値を提供したら単発でお金が入ってくるというものです。
反対にストックビジネスは、価値の提供を複数回に分けたり、お客様と特別な約束をすることによって継続的にお金が入るようにするビジネスモデルです。
フロービジネスの例としては、飲食店や家電量販店です。
飲食物を提供してお金を頂く、電化製品を販売してお金を頂くといったようにシンプルです。
ストックビジネスの例としては電気通信などのインフラ事業やオンライン動画サービスなどがあります。
電気を使う契約を結べば使い続ける限りお金を毎月頂く、スマホの通信を使う契約を結べば使い続ける限りお金を支払い続ける、動画を好きなだけ見続ける限りお金を支払い続けるというように継続的に課金される仕組みがストックビジネスです。
ストックビジネスを取り入れるべき理由と活用方法
事業規模に関わらずストックビジネスの良いところは、一度構築してしまえば毎月1日に売上が0円から始まらないということです。
売上見込みではなくて、キャッシュで必ず入ってくるというのが分かったうえで経営できます。
これはかなり事業として安心材料になります。
更に、フロービジネスの事業ベースのままストックビジネスも取り入れれば、毎月安定収益を上げながらフローの収益で利益率を向上させることもできます。
想像してみてください。
アナタの事業の固定費をストックビジネスで相殺させます。
その時点で赤字になることはありません。
残るは変動費ですが、これは売上に応じて変わってくるので、売上が上がれば上がるほど利益も同時に上がっていくことになり、やればやるだけ利益が増えていきます。
もしアナタの事業がフロー型のみでストック収益がないのなら、どこかにストック型のビジネスモデルを組み込めないか考えてみてください。
メインサービスにストックを加えても良いですし、付随サービスをストックにしても作りやすいです。
業種問わずにストックモデルは組み込めるので、経営の安定と利益率の向上を目指したいならフロー×ストックの事業体を育てましょう。
最後にサブスクリプションを組み込んだ参考企業をご紹介しておきます。
- アマゾンの「アマゾンPrime」
https://www.amazon.co.jp/amazonprime?_encoding=UTF8&%2AVersion%2A=1&%2Aentries%2A=0
- 音楽ストリーミングサービス「Spotify」https://www.spotify.com/jp/
高級バックレンタルサービス「ラクサス」https://laxus.co/
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