行列のできないカフェからみる業務効率化の着眼点
2019年02月12日 / 最終更新日 : 2019年02月12日こんにちは、中小企業診断士の山田盛史です。
今回は行列のできないカフェです。
今後、増えていくだろうと思われるこのような業態は押さえておきたいところです。
行列のできないカフェとは
中国を中心に急成長を遂げているラッキンコーヒーです。
2018年1月の北京での1号店を皮切りに、わずか1年で中国22都市に2000店舗以上を展開するという大躍進をみせています。
その特徴は、スマホの専用アプリから注文をするというもので店舗にはレジは存在していません。
注文をすると、出来上がりの予想時間が表示され、時間に商品カウンターに行けばすぐに商品を受け取れます。
決済はスマホ決済で自動的に支払いが行われます。
行列ができないという事のメリット
私はカフェは普段よく利用しますが、最寄り駅のスタバはレジに長い列ができていることが多く、その際は別のカフェを探しています。
「この行列がなければ良いのに」と常々思っていました。
同じように感じている方は多いのではないでしょうか。
レジで待たずにすぐに商品を受け取れるのはかなり利便性があり消費者としては大歓迎です。
店側にとっても現場でお金の管理をしなくても良いし、従業員の配置人数を少なくできる等、劇的な業務効率化が実現できるのは想像に難くありません。
業務効率化を実現するための着眼点
日本国内においても、労働人口の減少や採用難など今後ますます労働力の確保が難しくなってきます。
そのなかで労働生産性をいかに上げていくかという事が重要になってきますが、ラッキンコーヒーのように、これまで当たり前にあったものを無くしてしまう、また本当に人がやらなければいけない業務以外はITを使って効率化を図るという視点は労働生産性をあげる上で持っておきたい着眼点です。
皆様の会社の業務でもこのような着眼点を持って業務の見直しをすれば業務効率化の次の一手が見えてくるかもしれません。
ラッキンコーヒーの中国内の店舗数はスタバに迫るほどになっているようです。
たった2年でスタバを抜くのでしょうか。今後の動向にも注目したいところです。
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