4P戦略を用いたマーケティング手法とは?活用のポイントをご紹介

2022年05月25日 / 最終更新日 : 2022年04月11日

成約につながるマーケティング戦略を立案する上では、適切なフレームワークに則って実践することが大切です。ポピュラーなマーケティング手法の一環として、有名なのが4P戦略です。今回は4P戦略の概要や、その運用のポイントについて、ご紹介します。



 

4P戦略とは

マーケティングにおける4P戦略とは、企画・立案の際に用いられる考え方の一種で、4つの「P」に基づく視点から自社製品やサービスを分析し、マーケティングの方向性を検討するものです。以下では4つの視点について、詳しく見ていきます。

Product(製品)

1つ目のPはプロダクト、すなわち販売する製品やサービスのことを指します。自社が展開する商品はどのような強みを持っているのか、どんな魅力を消費者は感じているのか、ということを言語化する作業がここでは必要です。

Price(価格)

2つ目のPはプライス、つまり価格の視点です。どれだけ消費者にとって魅力的な商品でも、価格がべらぼうに高かったりすれば、円滑な購買行動は促せません。

 

ユーザーが購入によって得られる価値と価格が釣り合っているか、そもそもターゲットが価格に見合った層を選べているかなど、価格を通じて多面的に考察することが求められます。

Place(販売場所や方法)

3つ目のPはプレイス、つまり商品を販売する場所や、その方法にあります。消費者の毎日に密着する商品を売るのであれば、販売場所はドラッグストアやスーパーマーケットに、大量に陳列するのが良いでしょう。

 

あるいは非日常的な体験を届ける商品を売りたい場合、商品の出荷先は感度の高いセレクトショップに限定したり、オンラインショップで少量販売を行ったりと、商品の届け方にも工夫が求められます。商品に合わせた最適な選択が必要です。

Promotion(販促)

4つ目のPはプロモーション、すなわち販売促進のための活動を指します。消費者にとって間違いなく価値があり、大きなニーズが眠っていると思われる商品でも、それが消費者の目に届いていない、あるいはその価値を理解してもらえていないとなると、価値に見合った売上に到達することは難しいものです。

 

商品の特性に合わせて、プロモーションの施策はさまざま検討してみることが大切です。どんな商品で、どんなユーザーに届けたいのかといったことを踏まえ、プロモーション方法を考えましょう。


4P戦略運用のポイント

4P戦略を適切に運用したい場合、1つ目のポイントとなるのが4つのPを包括的に捉えながら施策に落とし込むことです。特定のPにのみこだわりすぎず、製品の強みを理解し、価格設定を適切に行い、有効なプロモーションを検討の上販売場所にも気を配る、というのが理想的な形です。

 

今マーケティング戦略に足りていない視点や取り組みを、4P戦略というフレームワークに落とし込みながら、足りない部分を補っていくと良いでしょう。


まとめ

4P戦略は、マーケティング実践における基本的なフレームワークとして、多くの企業に採用されています。商品を思うように販売できていないと感じる場合、まずはこの枠組みを参考にしながら、どんな視点が不足しているのかを確認することが大切です。

 

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