中小企業が海外との取引や、海外拠点を作るなど海外進出を進めるケースが増えています。

海外進出の案はあるけれど、計画が進行しない場合、その原因は英語ができる人材が社内にいないからという可能性があります。

しかし、それだけで海外進出を遅らせると、大きなチャンスを逃すことになりかねません。

海外進出を検討しているなら、英語ができる人材の確保に関する課題を早急に解決しましょう。

英語ができる人材の見極めは難しい

まずは英語ができる人材を募集することからとなると、良い人材を見つける基準がわからず、なかなか採用が進まないかもしれません。

「この人は英語ができる」という判断は、英語が話せない人からすると難しいものです。

しかも、ビジネスで通用する英語力が求められる場合は、なおさら判断が難しくなります。

“TOEIC〇点”などの一応の基準はありますが、海外企業と直接会話して交渉できるまでの英語力があるかどうかは、テストの点数だけでは測れません。

「海外で生活したことがある」、「海外取引に英語を活用して携わった具体的な経験がある」など判断基準はしっかり持っておきましょう。

そうすれば、時間をかけて採用した人材が、実践ではスムーズに英語対応できなかった、という残念な結果にならずにすむのではないでしょうか。

英語ができる人材を外部から調達する

英語ができる良い人材を見つけるのは難しいものですが、せっかく見つけた人材も、様々な事情で退職してしまう可能性があります。

そうなると、また英語ができる人材を募集しなければなりません。

採用にかけるコスト、時間、社内の人的リソースを考えると、英語が必要な海外とのやり取りの業務は、人材派遣やアウトソーシングの利用を検討する価値があるのではないでしょうか。

人材派遣とアウトソーシングの違い

人材派遣とは、派遣会社に依頼して手配してもらった人材が、自社スタッフの指示のもと業務を行う形態のことです。

アウトソーシングは、特定の業務をすべてアウトソーシング会社に依頼することです。その業務に携わるスタッフへの指示は、アウトソーシング会社が行います。

アウトソーシングの場合は、外部のノウハウを取り入れることができるというメリットがありますが、情報を社外に出さなければならない、業務の過程が見えにくくなるというデメリットがあります。

人材派遣、アウトソーシングを利用するメリット

人材派遣、アウトソーシングを利用すると次のようなメリットがあります。

• 採用や社員の雇用、育成に必要なコストを削減できる
• 英語のプロフェッショナルに仕事を依頼できるため業務の質が向上する
• 自社スタッフが本来の業務に集中できる

人材派遣、アウトソーシングを利用するデメリット

人材派遣、アウトソーシングを利用すると、デメリットもあります。

• アウトソーシングの場合、指示を直接だせないため業務の過程が見えにくい
• 人材派遣の場合、派遣期間に制限があるため海外プロジェクト終了前に契約が終了する可能性がある

英語ができる人材に特化した人材派遣、アウトソーシングサービスもあるため、どのような業務を依頼できるか一度相談してみると良いでしょう。



 

中小企業も海外進出で大きなチャンス

英語ができる人材がいないという点だけで、海外進出をあきらめる必要はありません。

人材の問題は、様々なサービスを利用して解決できます。

日本国内の市場は少子高齢化などにより縮小を続けています。逆に世界の市場は拡大を続けているため、中小企業にも大きなチャンスがあるのです。

自社の良いサービス、商品は積極的に海外に売り出し、事業拡大を目指しましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
——————————————————-
▼経営者の想いに寄り添った伴走型支援

当社は複雑化する経営課題を解消するための対策について経営者の想いに寄り添い、
経営者の傍らで一緒に考え、そして励まし成長し合いながら共に走り続ける
中小企業経営者の良き伴走者となります。

中小企業に即した現実的な経営支援を行っております。
こちらからお気軽にご相談ください。

ウィルリンクス中小企業診断士事務所
（経済産業省認定　経営革新等支援機関）
https://will-links.jp/

お問い合わせ