部下に寄り添って成果を生む話の聞き方
2023年07月10日 / 最終更新日 : 2023年06月14日管理職の方や役職関係なくマネジメント能力が必要になるポジションの方は普段意識して何を話そうかは考えると思いますが、どうやって話を聞こうか、どんな質問をすると相手は答えてくれるのか、どんな態度が望ましいのかを真剣に考える習慣は少ないのではないでしょうか。
今回は、話の仕方ではなくマネジメント能力が必要な方が成果を生むための話の「聞き方」をお伝えします。
相手のメリットを提示する
まず、部下やスタッフと話す際に大事なのは誰もあなた自身の話に興味がないということです。人は結局のところ自分の話を聞いてほしくて関心は常に自分にしかありません。
自分にメリットのある人の話であれば聞く態度を示しますが、結局聞く態度を示すのは自分に得があるからです。話を聞いてない部下より聞く部下の方が評価しやすいですよね。
相手の意見を聞いている点で話を聞いてるじゃないかと思うかもしれませんが、この流れで相手が意見をいうのは言うのが自分の得になるからです。とりあえず意見を言う部下の方が評価してもらいやすい傾向にありますよね。
ではどうすれば良いのかというと、先ほどもお伝えした通り人は自分のことにしか興味がありません。
例えば、同じプロジェクトに部下と自分で関わっていて、自分に少し余裕ができたので部下を手伝おうといったタイミングで、「〇〇さん、この仕事で今難しいなと考えていることやキャパ的に厳しいことって何ですか?」と聞いても上辺の回答だけしか返ってきません。なぜなら答えても自分に何のメリットがあるのかもわからないですし、聞いてくる人も何の目的があって聞いてきてるのか不明だからです。
ただ、同じ質問をするにしても「〇〇さん、この仕事を今一緒にやってるけど僕のキャパが少し余裕あるので、〇〇さんの手伝いをできそうなんですが、今何か難しい部分とかキャパオーバーしそうなことってありますか?」という風に聞くと、相手は自分を手伝いたいと思ってくれてるんだ、少し仕事が楽になるかもしれないという意識が働いて自分にメリットがあるからしっかりと答えてくれるようになります。
成果を出す聞き方の第一歩は相手のメリットを提示して聞くのが大事です。
これを知った上でコミュニケーションを取るとマネジメントがうまくいきます。
成果を生むためには上記の流れのように相手のメリットを提示して、話を聞いて、その上で相手にさらにメリットが生まれる機会になるからこそ〇〇を頑張ろう!という流れになるように意識することです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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