ジョハリの窓でわかる自分の知らない自分とは?やり方や特徴を解説
2023年05月10日 / 最終更新日 : 2023年04月05日「ジョハリの窓」は心理学にも用いられる自己分析方法の1種です。ジョハリの窓により、自分では気づかない特性や他者が自分をどうみているか、などを認識できます。知人が数名集まれば簡単にできるので、ゲーム感覚でも楽しめるのが特徴です。今回の記事ではジョハリの窓についてわかりやすく解説します。
ジョハリの窓とは
2人の心理学者によって発表された自己分析の方法です。発表したジョセフ・ルフトとハリ・インガムの名前を組み合わせて「ジョハリの窓」と呼ばれるようになりました。
ジョハリの窓は「自分が知っている自分」と「他者が知っている自分」を4つの窓に区別し、自分と他者のあいだにある認識のズレを理解できます。自分では気づかなかった長所や短所を認識できるため、自己の成長に役立つ分析方法です。企業の社員研修などにも活用されています。
ジョハリの窓でわかる4つの特徴
ジョハリの窓では、自分自身を以下の4つに分類します。
開放の窓:自分も他者も知っている自分
盲点の窓:自分は知らないが他者は知っている自分
秘密の窓:自分は知っているが他者は知らない自分
未知の窓:自分も他者も知らない自分
それぞれの特徴を解説していきます。
開放の窓
自分と他者との認識が一致している部分の性質を指します。「明るい性格」「頭が良い」など、互いに共通して認識している部分です。自分が普段から開示している性質で、他者との認識にズレがないため、円滑なコミュニケーションに必要な要素といえます。
盲点の窓
自分では気づかない性質を指します。「つめを噛むくせがある」「教えるのが上手」など、思わぬくせや意外な長所などがよい例です。他者からの指摘がないと自分では気づけないため、自己の成長において重要な要素となります。指摘がなければ、無意識に他者を傷つけたり、自身の長所を伸ばせないなど成長の妨げになるでしょう。
秘密の窓
自分だけが知っている性質を指します。過去の失敗やトラウマ、自分のコンプレックスなどが分かりやすい例でしょう。周囲に隠しているデリケートな要素で、ここに触れられるとストレスを感じてしまいます。自己開示をして秘密の窓を小さくすれば、ストレス軽減や良好な人間関係の構築も望めるでしょう。
未知の窓
誰も知らない自分自身の性質を指します。一般的に「隠れた才能」「ポテンシャル」などといわれる部分です。今までしてこなかったチャレンジや新しい体験により、誰も知らない自分を知るきっかけになります。
ジョハリの窓を実施する手順
ジョハリの窓は紙とペンを用意すれば簡単に実施できます。具体的には9つの手順です。
手順1|性格や能力(明るい・頭がよい)などの項目を20個ほど列挙しておく
手順2|知人を4~10人ほど集める
手順3|自分の性格に該当する項目を紙に書く
手順4|知人の性格に該当する項目を紙に書いて相手に渡す(人数分)
手順5|自分の書いた項目と知人の書いた項目が一致していれば「開放の窓」へ書く
手順6|自分が書いておらず知人が書いている項目を「盲目の窓」へ書く
手順7|自分が書いていて知人が書いていない項目を「秘密の窓」へ書く
手順8|誰も書いていない項目を「未知の窓」へ書く
手順9|結果を確認して理解を深める
ジョハリの窓で知らない自分に出会おう
ジョハリの窓は自己成長に役立つ有効な分析手法です。自分を見直し、短所の克服や長所の育成に取り組めます。従業員の自己啓発にも役立つでしょう。人間関係やコミュニケーションに悩んでいるなら、ぜひ1度試してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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