中小企業診断士の山田盛史です。

近年、コロナ禍によってオンライン展示会の開催も増えてきています。
オンライン展示会とは、どのようなものなのかと思い、この度某企業が開催するオンライン展示会に参加してみました。
今回はオンライン展示会に参加した所感について書きます。

オンライン展示会とはどのようなもの

オンライン展示会といっても開催方法などは各社によって様々だと思います。
私が参加したオンライン展示会は、オンラインで出展企業のサービス紹介動画が閲覧できたり、サービス内容についての質問をチャットで行えるというものでした。

まず、展示ブースとセッションという大きく２つのタブに分かれています。
セッションでは出展企業のサービスについての動画紹介を行っていました。
動画紹介は録画の再生であるため、いつ参加しても視聴ができます。

次に展示ブースですが、展示ブースでは各出展企業が一覧になっており、参加したい企業のページに行きます。
するとサービス紹介資料をダウンロードできるようになっています。
さらに、質問したい場合は担当者の方にチャットでメッセージが送れるにようになっています。
オンライン名刺交換も行いやりとりが出来ます。

また、展示会に参加していたら立ち寄っていない出展企業の担当者からメッセージが来たので出展者は来場者の情報を閲覧してメッセージが送れるようになっているようです。

オンライン展示会は当然ながら資料はすべてダウンロードか動画視聴になっているため、すべてデジタルで完結できます。
展示会というと大きな袋に色々な会社のサービス紹介資料やノベルティを入れて持って帰るというイメージなので従来の展示会が懐かしいです。

初めて参加したオンライン展示会、いささか違和感がありますが、オンライン展示会なので当然といえば当然です。
まだオンライン展示会に慣れていない訳ですが次第に慣れてきて、これが当たり前になっていくのでしょうか。

オンライン展示会のメリット・デメリット

オンライン展示会に参加してみて感じたメリット、デメリットは以下の通りです。

▼メリット

・気軽に参加できる
当然気軽に参加できることはメリットといえます。
私は自宅から参加しましたが、出展企業の担当者の方も自宅から対応されている方もいます。

オフラインの展示会は東京ビックサイトにせよ、幕張メッセにせよ遠いのが個人的には難点だと感じていました。
参加しようと思うと、まとまった時間がなければ参加できません。

結局、申込をしていたけれど業務都合で時間が取れなくなり、参加できなくなったということも良くあります。

オンライン展示会ではスキマ時間で参加できるので情報収集をしやすいので個人的には助かります。

・ある程度確度が高い企業に絞ってアプローチできる
不明点な点があれば、チャットで担当者の方に質問ができるようになっているのですが、資料に書いてあることを質問すると悪いな、と思ってしまい気軽に質問しにくい印象があります。
逆にいうと、ある程度本格的に商品やサービスの検討をしている人しか質問をしなくなるため、質問をしてくる人は、それなりに確度が高いと思われます。

▼デメリット

・ふらっと立ち寄るということがない
オンライン展示会では、どのブースに立ち寄るかは自身が選択して決めます。
そのため、オフラインの展示会のように歩いていたら「こんなサービスがあるのか」と目に止まってブースに立ち寄ることはありません。
事前にどの企業のサービスをみようかある程度決めてくる人が多いのではないかと感じました。

以上がざっと感じたところです。

まとめ

さて、オンライン展示会の効果の程はどれほどなのでしょうか。
従来のオフライン展示会と比較すると、コストは間違いなく掛からないと思われますが、果たしてその効果は未知数です。
出展されている企業はすべてIT企業でしたが、ITサービスの販促としては、無くはないという印象です。

オフライン展示会と比べてCPAはどうなのでしょうか。
ITサービスの場合、オフラインより「オンライン展示会＋オンライン営業」が費用対効果が高いかもしれません。
今後オンライン展示会は普及していくのか。
オンライン展示会の今後の動向に注目したいところです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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