製造業とはモノ作りだけではない?多様な仕事内容についても解説

2023年01月30日 / 最終更新日 : 2022年12月02日

ひと言で製造業といっても職種は様々です。食品や電子部品、医薬品など関わらない業種はありません。今回の記事では、多種多様な製造業についてご紹介します。製造業に必要な職種や仕事内容もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。




 

製造業とは

製造業とは「製品を生産、加工して販売する仕事」です。総務省の日本標準産業分類では「有機又は無機の物質に物理的、化学的変化を加えて新たな製品を製造し、これを卸売する事業所」と定義されています。製造業では「上流」「中流」「下流」と別れる3つの工程が特徴です。

 

上流工程:製品を作成するための素材を作る工程

中流工程:素材から部品を作る工程

下流工程:部品を加工・組立して製品を作る工程




 

製造業に必要な職種や仕事内容

製造業と聞くと製品の「加工や組立」を想像する人も多いはずです。しかし、加工や組立は製造業における職種の1部分でしかありません。製造業に必要な職種は数多く存在します。こちらでは製造業の代表的な職種と仕事内容をご紹介していきます。

企画・研究

より良い製品を作り出すための仕事です。良い製品を作るためには顧客のニーズや競合他社の調査が必要になります。市場調査や競合分析を元に商品開発や品質向上に取組む業務です。

加工・組立

素材の加工や部品の組み立てなど、製品を形作るための仕事です。一般的に製造業としての印象が強い仕事ではないでしょうか。加工・組立の工程を経ることで製品は完成します。製品の核となる部分の作業で、最も人員が必要な仕事ともいえるでしょう。

点検・検査

完成した製品を確認する仕事です。製品に不具合がないかや品質の基準を満たしているかなどを調査します。検査をしないと、欠陥品を提供してしまいトラブルとなる可能性もあるため、重要度の高い仕事です。

施設管理

業務を行う施設や設備を管理する仕事です。製造業では大量かつ効率的に製品を作るため、大型の施設や設備が必要になります。設備に不具合があると業務が行えません。施設や設備が安全に利用できることで製造業も成り立ちます。

生産管理

製品の量や作成時期など生産工程を管理する仕事です。製品の生産は市場の状況や顧客の要望に応じて臨機応変に対応しなければなりません。生産工程を管理することで余剰な在庫を抱えず製品を適切に出荷できます。

営業

完成した製品をアピールする仕事です。営業の手法も様々で、顧客と実際に会って説明する方法やインターネットでの営業もあります。近年ではインターネットの発展もあり、SNSを利用した営業も盛んです。営業戦略は企業によって異なるため、アピール方法も多様化しています。

販売

完成した製品を販売する仕事です。販売の仕事はただ製品を売るだけではありません。製品開発や品質改善のヒントを得ることも仕事の1つといえます。顧客の反応や要望を最も間近で感じ取れ、企画・研究に役立てるからです。良質な製品開発のためにも欠かせない仕事です。




 

まとめ

今回は製造業の仕事や職種についてご紹介しました。モノ作りの仕事とはいえ、製造工程だけでは製造業は成り立ちません。関連する営業や販売も製造業の仕事の一環です。製造業には数多くの職種があるため多様な働き方にも対応できます。先入観にとらわれず、柔軟な視点で製造業を見てみると違った発見があるかもしれません。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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