統計検定とは?統計学をビジネスに活かす
2022年08月25日 / 最終更新日 : 2022年07月12日広い分野でビッグデータの活用が進む中、統計学が注目されています。
「すべてのビジネスパーソンは統計学を学ぶべき」という意見もあるほどです。
その統計学の知識を測る検定が統計検定です。どのような検定なのか詳しくご紹介します。
統計検定とは
統計検定は、一般財団法人 統計質保証推進協会が実施する検定です。データに基づき、問題を科学的に解決する力を測ることができます。
統計検定は4級から1級までの5段階(準1級があります)のレベルに分けられます。
大学で学ぶ統計学について、基礎から応用までの理解度が評価されます。具体的には以下のような内容です。
- 4級:統計表やグラフ、調査・実験、確率の基礎と活用の知識に関する学習の理解度を評価し、認証する。
- 3級:統計リテラシー、統計的思考などを評価し、認証する。
- 2級: 次の力を評価し、認証する。
- 現状についての問題の発見、その解決のためのデータの収集力。
- 仮説の構築と検証を行える統計力。
- 新知見獲得の契機を見出すという統計的問題解決力。
- 準1級:実社会の様々な問題に対して適切な統計学の諸手法を応用できる能力を評価し、認証する。
- 1級:実社会の様々な分野におけるデータ解析のニーズに応えるための基本的な能力を評価し、認証する。
検定の内容を見ると、統計検定はデータを分析し、考え、活用する力を評価しているのがわかります。数学的な考え方も必要ですので、苦手意識を持つ方もいるかもしれません。
統計学の役割
統計検定は統計学に関する理解を評価する検定ですが、統計学はビジネスにおいても注目されています。
例えばマーケティングであればデータ分析は必須ですし、効率の良い営業活動のためにもデータが活用されています。しかし、データだけを集めて数値を見ているだけでは、正しく分析し活用できているとは言えません。
データに偏りやばらつきが出る場合があります。また、同じデータでも、目的によって分析の仕方が変わります。
どのような分析をすべきか、その結果をどう活かすかという面で、統計学の知識が求められているのです。
統計検定を持っていれば、「正しくデータを分析する統計学の知識がある」という証明になります。
統計検定以外の資格
統計検定はビジネスに限らない、統計学の基礎から応用まで広い範囲の知識を図るものです。しかし、ビジネスにおいてより実践的なデータ分析法を学びたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、ビジネスでのデータ分析力を測る資格を他にもご紹介します。
Excelを使用したデータ分析技能と、分析結果を正確に理解し、応用する能力を評価する検定です。
- データ分析実務スキル検定
最低限知っておくべきI Tリテラシーから、データサイエンスの基礎知識まで問われます。データサイエンティストなどの専門家と、コミュニケーションを円滑にとるための基礎知識があるかを評価する検定です。 - 基本情報処理技術者試験
課題に対して、情報技術を活用した戦略立案に参加できる力を評価する検定です。ITエンジニアのための資格ですが、データ分析に関する知識も問われます。
ビジネスと統計学に関する書籍も多数出版されています。まずはその中から1冊選んで読むことからはじめるのもおすすめです。
統計をビジネスに活かす
統計学を活用し、データを正しく分析できれば、例えば次のようなメリットが生まれます。
- より高い成果を得られる
- 問題解決
- リスク軽減
- 効率アップ
- コストダウン
統計学をビジネスに活かしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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