情報通信業とは?分類や職業上のメリット・デメリットも解説

2022年05月10日 / 最終更新日 : 2022年04月04日

情報通信業とは情報関連のサービスを提供する様々な事業者を指します。今回は情報通信業について解説します。


情報通信業とは

「情報通信業」は総務省所管の日本標準産業分類にも定められている職業分類を指し、「情報の伝達を行う事業所、情報の処理や提供などのサービスを行う事業所、インターネットに附随したサービスを提供する事業所、および伝達することを目的として情報の加工を行う事業所」と定義されています。日本標準産業分類では、情報通信業を以下の5種類に分類しています。

事業①:通信業

通信業は映像、音声、文字等の情報を伝達したり、それらを伝達するための手段の設置や運用を行う事業を指します。具体的には固定電話業や携帯電話業、無線センターなどが含まれます。

事業②:放送業

通信業は主に有線や無線の放送を公衆に届ける事業を指します。無線・有線のテレビ放送やラジオ放送、衛星放送がこれに含まれます。

事業③:情報サービス業

情報サービス業は、主に情報処理や情報提供等のサービスを行う事業です。具体的には様々なソフトウェアの開発業やデータベース業、タイムシェアリングサービスや市場調査、世論調査業などが含まれます。

事業④:インターネット附随サービス業

インターネット附随サービス業は、インターネットを通じて通信、情報サービスを提供する事業に分類されます。ウェブ検索サービス、ネットショッピングサイト運営業、ウェブコンテンツ提供業や電子認証サービス提供業がこの分類に含まれます。

事業⑤:映像・音声・文字情報制作業

不特定多数の人々に向けて情報を伝達するために、映像の制作や配給を行ったり、ラジオやCDなどの音声情報、新聞や書籍などの文字情報を制作する企業が分類されます。具体的にはテレビ番組・映画・アニメの制作会社やレコード会社、新聞社や出版社などが含まれます。


職業上のメリット・デメリット

情報通信業には非常に多くの企業が分類されており、また情報技術の進展に伴って様々な新規事業が生まれやすく、競争も激しい業種と言えるでしょう。ここからは、就職や転職先の業種として情報通信業を検討する際のメリットやデメリットを解説します。

メリット

前述のように、情報通信業は非常に多様な形態の情報を扱っているので、目指す企業によっては幅広い職種に就ける可能性がありますし、広い視野を持ち、多くの人との関わりを持って仕事をしたいと考えている人には、良い刺激を感じられる業界でしょう。

また、常に最新の技術が導入される競争の激しい業種でもあるため、自分のスキルや知識を高め続けたい成長志向の人にとってもやりがいのある業界と言えます。

デメリット

メリットでも述べたように、形態も多様で、常に競争の起こる業界のため、体力や精神力の強さが求められる仕事も多いでしょう。システムのメンテナンスなどの業務も含まれるため、予期せぬ事態に対する迅速な対応も求められる場合もあります。技術の進歩も速いため、それに応じて常に知識や技術を更新していく継続的な努力が一層求められる業界でもあります。


まとめ

情報や通信のサービスは私たちの生活に必要不可欠であり、多種多様な情報通信業の仕事によって支えられています。情報通信業への就職や転職を考えている方は、分類や特徴、業界で働く上でのメリットやデメリットを参考にしてみてください。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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